ホワイトSKMの塗装
会社のポスト(ステンレス製)が汚れてきたので、表面洗浄、ラベルライターによる社名の削除、表面#1500のサンドペーパーで研磨しました。
脱脂後マスキングを行い、無塗装の部分をマスキングをし、シリコーン樹脂でコーティングしました。
さらに、ラベルライターで社名と住所を打ち貼り付けた。さらに、クリヤーSKMでオーバーコートした。
塗装仕様は、ガンマーガードホワイトSKM(中塗り)+ガンマーガードクリヤーSKM(上塗り)ともに1回塗りで仕上げました。普通はクリヤーSKMを重ね塗らないのですが、ラベルを貼り付けていますので上塗りをかけています。
ラベルは、カーボンインクで印字されています。これが耐候性が悪く1年ぐらいから印字がだんだんと薄くなり3年程度でほぼ認識ができなくなります。
ガンマーガードクリヤーSKMに紫外線カット剤+紫外線安定剤を配合しています。
ラベル上にクリヤーSKMをコーティングすることによって、紫外線をカットすることによって黒の印字を長持ちさせることができます。
クリヤーSKMに今回は離型コーティング剤の性能を付与しています。
このことによって、汚れが付きにくく、汚れが落ちやすくなります。
このSKMのタイプは大変塗りやすいですが、塗り重ね時のリフティングが発生する場合がありますので
注意が必要になります。
当社の玄関扉です。塗装仕様は、ステンレスコート(19-20B)SKMを中塗りにクリヤーSKMをオーバーコートしました。塗装後5年たっていますが、光沢の減少、色差の変化はほとんどありません。
今までの経験から、上塗りをかけないと樹脂で覆われていない部分があるため、紫外線によって顔料の色
の変体色(顔料の添加が少ない物、黄色、赤系の顔料等)が起こる場合があります。そのためにクリヤーSKMを塗装しています。
上記のポストと同様に、クリヤーSKMには紫外線カット剤と紫外線安定剤を配合しています。
今回は再塗装になりますので、旧塗膜(フタル酸ペイント)がありますが、エアーサンダーで全面研磨(#240と#400)しました。脱脂後ステンレスコートを塗装、30分後(25℃)クリヤーSKMをオーバーコートしました。室外での塗装のため、若干風の影響を受けやすいため吐出圧は高めに設定しましたので、少しゆず肌になりました。塗膜の外観からは、アルミフレークのほうが色が冴えています。
ステンレスフレークは、若干黄味黒ににごりますので冴えた感じはしません。
ただ、ステンレスフレークの経年劣化はアルミフレークに比べるとほとんどありません。(色だけでなく、酸性雨での化学反応も起こしません)
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